とりあえず、ロケーション云々は置いておき、手応えを!
そう思い立ち、いそいそと顔を洗い、弁当を作って持って行こうかと思いついたが、冷蔵庫を確認すると白米と味噌のみの弁当くらいしか作れなそうだったので諦め、片付けていなかった昨日の道具をそのまま持って11時30分頃に家を出た。
途中、コンビニに寄って朝昼兼用のにぎりを買い、車中で食う。
12時過ぎに朝霞ガーデンに到着。
と、駐車場パンパン。いままで見た中でも一番混んでる感じだ。
ちょうど入り口付近に1つだけ空いている場所があったのでクルマを停め、タックルを準備。3時間券を購入し、いざ。
この状況、場所選びは、インレットがどうのとか流れ出しがとか水深がとか、そういう視点で選ぶのでなく、「人間の人間の隙間が広めの場所はどこか」という基準でしか選べない。
まず、1号池の一番手前にちょっと空きがありそこで始める。朝霞なのでとりあえずは魚はうようよいる。で、何投かしたが、やはり反応は乏しい。ちょっと追ってくるんだけど。
ここの魚はどこでもこんなだろうが、この場所はやたらルアーに藻が絡まる。浮遊しているアオミドロ風のヤツが。それが嫌なので場所移動。
ルアー池に少しの隙間を見つけて入る。
いくつかスプーンを投げたが相変わらずな渋さ。
で、Xスティックを投げてみると、口を使ってはくれたがバレる。あと何投かすれば釣れそうだ。
…え?Xスティックはなるべく使わないんじゃなかったかと?
もう、いいですよ僕はX-MENで。だってまずは釣りたいもん。
それに、やはり、そこまで万能なわけでもなくて、これ使ってもダメな時はダメなんだよね。だったら、別に使える時に使ってもいいじゃない。
とか開き直ってたら、放流が!
まあ、これだけ満員御礼なら来るだろうとは思ってたが…。
さっそく、放流直後の仕事人、赤金のPURE 2gを。
で。数投、普通ペースのタダ巻きで、
1匹目ゲット。
で、同じような写真になるので割愛するが、パタパタと数匹を釣る。
ハッキリ言って、ここでの放流直後においては、赤金の威力はXスティックなど目でない。
混んでいて、投げる場所があまりに限定されるのでこんなもんだが、もうちょい距離が引ければもっと釣れたかも。
25〜30センチくらい。小気味いい引きでそれなりに楽しい。
が…違うなあ。何か違う。
とは言いつつ放流フィーバーは数釣りに走ってしまうが、落ち着いて来てからはなんとか大物を釣る作戦にシフト。
大物は底に沈んでいるのが見える。大きなイワナ、ニジマス、そしてイトウ。なんとかしてコイツらを釣りたいと思い、沈めてみたりミノーを引いてみたり。
しかしダメだなあ。すこぶる反応が悪い。2gのスプーンが接近しただけで逃げてしまう。Sooo, ナーバスだ。
あれこれやっていると釣れないので魚の引きが恋しくなり、Xスティックなど投げてみる。俺の手持ちではザク色のヤツがよく釣れていたのだが昨日どこかで落としたのか、無くしてしまった。ので、あまり感触のよくないイエローを投げる。
ま、感触のよくないと言いつつ、釣れるは釣れる。
(別に腹に刺さってるわけじゃない。外れただけだ。)
1匹釣って満足し、再び大物狙い。
一度、底のイトウが、ぐばぁーっと上がって来て水面の何か(小さい虫か何か?)を捕食したのを見て、トップウォータープラグを使ってみたり。
シンキングミノーを使ってみたり。
スピナーとか。
朝霞はレギュレーション緩いので結構、いろいろ試せるのだが、どれもこれもノーマルサイズの反応はあるが決定力はなく、大物はまったく反応しない。
ピンクのスプーンを沈めてスロー引きしていた時、池の奥底からぬーっとイトウが現れたが、追ってきたのかたまたまか定かでない。
底を攻めるか表層を攻めるかさえ、決定的な方向性も見いだせないまま3時間は経過してしまった。無念…。
入り口付近に停めたクルマに向かって戻る途中、1号池の角、岸ギリギリに巨大なニジマス…ドナルドソンか?がいるのを発見。壁際をゆっくり回遊していた。
ダメもとで、まだ竿先にぶら下がっていたプレスプを目の前に垂らす。
跳ね上げた時に反応するのを見た事があるので、目の前をピョコンピョコンと。
が、まったく無視。
ダメかー、そうだよなあ、と思った瞬間、なんと、口の横あたりにフックしてしまった!
おお?どうする?ととりあえずロッドを立てたが、そいつが沖に向かって泳ぎ出すとあっけなくラインブレイクした…。すげー重さだった…。
ぱっと見、ちゃんと釣ったかのような位置ではあったが、ぜんぜん口とか開いてなかったからね。スレ掛かりだろう。ある意味、切れてよかった。
大昔には「スレでも何でも!」なんて思っていたこともあるが、さすがに俺ももう大人ですからね。管釣りでスレ掛かりで大物釣っても喜べない。
時間も制限いっぱいになったので、そのまま撤収。
しかし、大物狙いにしろ数釣りにしろ、あっと言う間に手詰まりになるなあ、という感覚を、昨日に引き続き感じた。
修行が足りないなあ。ちょっと考えないと。