2009年11月23日
箒川 紅葉のトラウト釣行
—渓の流れに散り浮く紅葉 波にゆられて はなれて寄って
赤や黄色の色さまざまに 水の上にも織る錦
…多くの人が小学校で歌ったであろう「紅葉」、記憶も朧な二番の歌詞は渓流の秋を謡う。

紅葉は、夕日に見るのも良いが、やはり渓流の暗く透き通った流れ、冷たく濡れた岩肌との対比というのがより良いと個人的には思う。艶がある。
さて、箒川C&R区間は多くの河川と異なり、11月末まで釣行できる。そうと知ってから計画していた通り、紅葉のシーズンを待って(11月8日)今年最後の渓流釣行を楽しんで来ました。
赤や黄色の色さまざまに 水の上にも織る錦
…多くの人が小学校で歌ったであろう「紅葉」、記憶も朧な二番の歌詞は渓流の秋を謡う。

紅葉は、夕日に見るのも良いが、やはり渓流の暗く透き通った流れ、冷たく濡れた岩肌との対比というのがより良いと個人的には思う。艶がある。
さて、箒川C&R区間は多くの河川と異なり、11月末まで釣行できる。そうと知ってから計画していた通り、紅葉のシーズンを待って(11月8日)今年最後の渓流釣行を楽しんで来ました。
* * *
1歳を迎えたばかりの愛娘と自宅で戯れるという大事な作業のためとは言え、今年は釣行回数は控えめにしているので、その分、一回一回への意気込みは強い。
…のだが。今回、帰ってから体調を崩して釣行記を書くのが遅れた…。そのため、俺の弱いオツムではすでに記憶がぼやけているので、ささっとかいつまんで書きます。
思えば、当日も少し気分のノリが悪いところがあったのは体調が崩れ掛かっていたのかも知れないが…
まず、寒い時期に朝間詰めでもなかろうと、出発は遅め。起きて用意して家を出た時には7時はまわっていた。紅葉刈りのピークは、実際の見頃に関わらず10月の後半と思っているが、さすがに東北自動車道は混雑気味。
途中のSAで一度だけ一服休憩をしたが、混んでいたのでクリームパンを1つ朝飯として齧り、缶コーヒーを飲み干して先を急いだ。
9時半頃には現地に到着。
途中の東北道から見える山々はまだ青々してたりしたが、塩原渓谷は期待通りに紅葉が見頃。もう少しすると(11月の2週目か)もっとも見頃かと思われるくらい。
いつも通り、ドライブイン『BLESS』でチケットを買い、すぐ横の夕の原バス停付近の空き地に駐車して準備。釣り人はそれなりにいる。
川に降りて、最初に投げるルアーは以前にここで無くして以来、補給を経て久々に復帰のSTOOP 50SR(フローティングミノー)のオレンジ。 直感というか経験と勘で、これだろうと。
都合良く良型を発見して第1投、コース良し、このミノーはスローに食わすのが吉なり、と、魚影がするすると追って来て…食った!出来過ぎな展開に全力で合わせを叩き込む!と…
ブチ!
…だとよ…。
なんとノットでラインブレイク。そういやさっき、大型の多い場所だからと迂闊にドラグを絞め込んだな…なんてファックなんだ5分前の俺。
気を取り直してしばらく投げるも、魚影もイマイチ、反応も悪い。
諦めてウェーディングを開始。冷たいかと思ったが、それを見越して暖かいズボンを履いて来たのでさして問題なし。
以前も具合の良かった対岸の沢の近くの浅場で、10時半にようやく1匹目。しかしサイズはなかなか良い。

ルアーはパニッシュ・フローティング9cm、赤金。7cmの方が好きなんだが、釣具屋になかったから9cm。小さな沢のインレットから続く浅瀬にダウンクロスで投げ、定位している魚を横切ってちょっと先でUターンと言うか、上流向きに方向を転じるくらいのコースで引いてのヒット。
釣れたあたりから上手を眺めると、こんな眺め。

その後、より下流の淵のところの大きな落ち込みなどで何度か50cmクラスの惜しいシーンなどあったが、キャッチに至ることはなく、11時過ぎに昼飯にすることにした。
塩原名物と言えばスープ焼きそばなわけだが、それはまあ何度も食わんでもよいだろう…と、今回は日帰りキャンプ気分を味わうことに。
辛ラーメンにネギと豚肉、それに玉子を加えての煮込み。これは家でもよく食っていたのだが、ボリュームもあり美味いよ。
ネギは切って持参したので、普通にインスタントラーメンを煮る手間のみで調理。ただし、鍋がね。鍋がおニューなんですよ!
頻度こそ低いものの結構長いこと使ってきたスノーピークの「焚」とかって縦長のコッフェルの使い勝手の悪さに遂に堪えかねて、前回、湯川でのキャンプから帰宅後すぐに新しい調理道具を購入した。買ったのは15cmの鍋と、やかん。
ちなみに、「焚」を使用しての不満は…1つ、縦長で細く、安定性がすこぶる悪い。1つ、その上取っ手が短いので熱し易く、持ち難い。1つ、容量が一人分としてもギリギリなので、ラーメンなど作ると吹きこぼれ易く、外面が汚れたり火が消えたり、最悪吹きこぼれの振動で転倒したり、1つ、さらに、その吹きこぼれで汚れた外面と内側を接してスタックしたカップの方は都度洗わないと湯を沸かす気にならない、などの個人的且つ些細な問題が気に入らなかっただけだ。
そして、今回の完全な一人用より一回り大きいかな?な鍋と、小型やかん、そして従来から使っているチタンカップという組み合わせは、これらの問題を解決して快適な食事であった。満足。
食後には薬缶で湯を沸かし、科学文明の香り高きゴールドブレンドを味わいつつ一服。
正直、1匹は大きいの釣ったし、もういいかなあ、なんても思ったが、俺絶賛の緑ヱビスを1本とは言え飲んでしまった都合、すぐには帰れない。仕方ないのでもうしばらく釣りをする。
上流を探ることにしたが、やはり何度かかする程度で、なかなか掛からない。デカいのがカッと口を開くシーンも一度ならずだったんだが…。
そんな中、温泉宿近くのザラ瀬の下流のガンガン瀬?(参考にした瀬の定義)あたりで、1匹を追加。
サイズはまあそこそこ、なかなか魚体も奇麗だ。
その近くで少し続けて1匹また掛け損なったが、ま、ほどよく時間も経ち酔いも醒めたということで、何カ所か申し訳程度に探りつつ、紅葉など眺めつつ駐車場所へと戻った。

本当はキャンプするつもりでいたんだけど。1ヶ月前くらいに考えた予定では。ただ、ここ数週間、どうにも体調が悪く(週代わりで風邪を引いてるような)、ちょっとそういう元気がなかった…。
が、景色は良く、寒さはそれほどでもなく、魚はまあ、多少は釣れたと…。悪くはない1日であったかな。2年後には家族も釣れて温泉宿でも泊まりたいなあ、周囲に名所も多いので家族は散策でもさせといて俺は釣りをやればいいと…。
なんてことを考えつつ、土産に「大麦ダクワーズ」を買って帰った。ちなみにこの菓子、結構うまいし今風な健康志向でもあり、「那須の月」とかと違ってオリジナリティがあるので栃木の土産として個人的には一押しだ。

エバニュー(EVERNEW) セラミックコッヘルポット15
とりあえず色がいい。どうでもいいけど重要だろ?

ユニフレーム(UNIFLAME) ステンミニケトル
ユニークな形状。吹きこぼれず、注ぎも滑らかだった。

スノーピーク(snow peak) ソロテーブルBAJA(バハ)400
パッと見では意味なさそうなアイテムだが、使ってみると実に良い。何が良いかは使えばたぶんわかる。野外の食事に仰々しさを求めない美学を持ってる人にはかなりお薦め。
1歳を迎えたばかりの愛娘と自宅で戯れるという大事な作業のためとは言え、今年は釣行回数は控えめにしているので、その分、一回一回への意気込みは強い。
…のだが。今回、帰ってから体調を崩して釣行記を書くのが遅れた…。そのため、俺の弱いオツムではすでに記憶がぼやけているので、ささっとかいつまんで書きます。
思えば、当日も少し気分のノリが悪いところがあったのは体調が崩れ掛かっていたのかも知れないが…
まず、寒い時期に朝間詰めでもなかろうと、出発は遅め。起きて用意して家を出た時には7時はまわっていた。紅葉刈りのピークは、実際の見頃に関わらず10月の後半と思っているが、さすがに東北自動車道は混雑気味。
途中のSAで一度だけ一服休憩をしたが、混んでいたのでクリームパンを1つ朝飯として齧り、缶コーヒーを飲み干して先を急いだ。
9時半頃には現地に到着。
途中の東北道から見える山々はまだ青々してたりしたが、塩原渓谷は期待通りに紅葉が見頃。もう少しすると(11月の2週目か)もっとも見頃かと思われるくらい。
いつも通り、ドライブイン『BLESS』でチケットを買い、すぐ横の夕の原バス停付近の空き地に駐車して準備。釣り人はそれなりにいる。
川に降りて、最初に投げるルアーは以前にここで無くして以来、補給を経て久々に復帰のSTOOP 50SR(フローティングミノー)のオレンジ。 直感というか経験と勘で、これだろうと。
都合良く良型を発見して第1投、コース良し、このミノーはスローに食わすのが吉なり、と、魚影がするすると追って来て…食った!出来過ぎな展開に全力で合わせを叩き込む!と…
ブチ!
…だとよ…。
なんとノットでラインブレイク。そういやさっき、大型の多い場所だからと迂闊にドラグを絞め込んだな…なんてファックなんだ5分前の俺。
気を取り直してしばらく投げるも、魚影もイマイチ、反応も悪い。
諦めてウェーディングを開始。冷たいかと思ったが、それを見越して暖かいズボンを履いて来たのでさして問題なし。
以前も具合の良かった対岸の沢の近くの浅場で、10時半にようやく1匹目。しかしサイズはなかなか良い。

ルアーはパニッシュ・フローティング9cm、赤金。7cmの方が好きなんだが、釣具屋になかったから9cm。小さな沢のインレットから続く浅瀬にダウンクロスで投げ、定位している魚を横切ってちょっと先でUターンと言うか、上流向きに方向を転じるくらいのコースで引いてのヒット。
釣れたあたりから上手を眺めると、こんな眺め。

その後、より下流の淵のところの大きな落ち込みなどで何度か50cmクラスの惜しいシーンなどあったが、キャッチに至ることはなく、11時過ぎに昼飯にすることにした。

辛ラーメンにネギと豚肉、それに玉子を加えての煮込み。これは家でもよく食っていたのだが、ボリュームもあり美味いよ。
ネギは切って持参したので、普通にインスタントラーメンを煮る手間のみで調理。ただし、鍋がね。鍋がおニューなんですよ!
頻度こそ低いものの結構長いこと使ってきたスノーピークの「焚」とかって縦長のコッフェルの使い勝手の悪さに遂に堪えかねて、前回、湯川でのキャンプから帰宅後すぐに新しい調理道具を購入した。買ったのは15cmの鍋と、やかん。
ちなみに、「焚」を使用しての不満は…1つ、縦長で細く、安定性がすこぶる悪い。1つ、その上取っ手が短いので熱し易く、持ち難い。1つ、容量が一人分としてもギリギリなので、ラーメンなど作ると吹きこぼれ易く、外面が汚れたり火が消えたり、最悪吹きこぼれの振動で転倒したり、1つ、さらに、その吹きこぼれで汚れた外面と内側を接してスタックしたカップの方は都度洗わないと湯を沸かす気にならない、などの個人的且つ些細な問題が気に入らなかっただけだ。
そして、今回の完全な一人用より一回り大きいかな?な鍋と、小型やかん、そして従来から使っているチタンカップという組み合わせは、これらの問題を解決して快適な食事であった。満足。
食後には薬缶で湯を沸かし、科学文明の香り高きゴールドブレンドを味わいつつ一服。
正直、1匹は大きいの釣ったし、もういいかなあ、なんても思ったが、俺絶賛の緑ヱビスを1本とは言え飲んでしまった都合、すぐには帰れない。仕方ないのでもうしばらく釣りをする。
上流を探ることにしたが、やはり何度かかする程度で、なかなか掛からない。デカいのがカッと口を開くシーンも一度ならずだったんだが…。

サイズはまあそこそこ、なかなか魚体も奇麗だ。
その近くで少し続けて1匹また掛け損なったが、ま、ほどよく時間も経ち酔いも醒めたということで、何カ所か申し訳程度に探りつつ、紅葉など眺めつつ駐車場所へと戻った。

本当はキャンプするつもりでいたんだけど。1ヶ月前くらいに考えた予定では。ただ、ここ数週間、どうにも体調が悪く(週代わりで風邪を引いてるような)、ちょっとそういう元気がなかった…。
が、景色は良く、寒さはそれほどでもなく、魚はまあ、多少は釣れたと…。悪くはない1日であったかな。2年後には家族も釣れて温泉宿でも泊まりたいなあ、周囲に名所も多いので家族は散策でもさせといて俺は釣りをやればいいと…。
なんてことを考えつつ、土産に「大麦ダクワーズ」を買って帰った。ちなみにこの菓子、結構うまいし今風な健康志向でもあり、「那須の月」とかと違ってオリジナリティがあるので栃木の土産として個人的には一押しだ。

エバニュー(EVERNEW) セラミックコッヘルポット15
とりあえず色がいい。どうでもいいけど重要だろ?

ユニフレーム(UNIFLAME) ステンミニケトル
ユニークな形状。吹きこぼれず、注ぎも滑らかだった。

スノーピーク(snow peak) ソロテーブルBAJA(バハ)400
パッと見では意味なさそうなアイテムだが、使ってみると実に良い。何が良いかは使えばたぶんわかる。野外の食事に仰々しさを求めない美学を持ってる人にはかなりお薦め。
【濡れジョンセレクト】
スミスのルアー ミノー、スピナー系を愛用。釣れてます。
TIEMCOのルアー ミノー、トップ系を愛用。イケてます。
ラパラのルアー なんだかんだで伝統の力。XR, F, CDが個人的には好き。
スミスのルアー ミノー、スピナー系を愛用。釣れてます。
TIEMCOのルアー ミノー、トップ系を愛用。イケてます。
ラパラのルアー なんだかんだで伝統の力。XR, F, CDが個人的には好き。
Posted by ジョン at 23:29│Comments(2)
│渓流
この記事へのコメント
濡れ足ジョン様
貴方様の釣行記をいつも楽しく読ませていただいております。「俺の弱いオムツ」なんてとんでもない、なかなかの文才の持ち主と思います。私は50歳のおっさんですが、趣味としてルアー釣りを始めて37年になります。今は仕事が忙しいのと若いときのような体力がなくなったという理由から年に2回くらいしか自然のフィールドには出れませんので、貴方様の臨場感あふれたこのブログは癒されます。また、小さなお子さんのお相手をするために釣行回数を減らされたということも同じ道を歩んできた小生としても共感を覚えます。体調がお悪いとのことですが、どうぞご自愛ください。
貴方様の釣行記をいつも楽しく読ませていただいております。「俺の弱いオムツ」なんてとんでもない、なかなかの文才の持ち主と思います。私は50歳のおっさんですが、趣味としてルアー釣りを始めて37年になります。今は仕事が忙しいのと若いときのような体力がなくなったという理由から年に2回くらいしか自然のフィールドには出れませんので、貴方様の臨場感あふれたこのブログは癒されます。また、小さなお子さんのお相手をするために釣行回数を減らされたということも同じ道を歩んできた小生としても共感を覚えます。体調がお悪いとのことですが、どうぞご自愛ください。
Posted by 山本 at 2009年12月06日 11:20
>山本様
お返事が遅れてしまいましたが…お気遣いありがとうございます。
体調が悪いと言ってもただの風邪を2、3個続けてひいただけですから今は元気です(笑)。
37年!僕もそうありたいですね。釣行はマイペースでやって行こうと思います。
お返事が遅れてしまいましたが…お気遣いありがとうございます。
体調が悪いと言ってもただの風邪を2、3個続けてひいただけですから今は元気です(笑)。
37年!僕もそうありたいですね。釣行はマイペースでやって行こうと思います。
Posted by ジョン at 2009年12月19日 22:48
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